ささみちゃんのポンコツ日記

日常生活で起こるポンコツエピソードを書いてます

視覚障碍者の方は他人からの声掛けをどう思うか?

ささみちゃんの通勤時間が変わった。

それによって変わったことの1つに、「駅に向かう横断歩道で信号待ちをしていると向かい側に視覚障碍者の方が同じく信号待ちしている」がある。

 

ささみちゃんは寝坊しない限り同じ時間の電車に乗る。

だから家を出る時間も同じだし横断歩道にたどり着く時間も同じ。

同じく視覚障碍者の方も電車から降りてその横断歩道にたどり着くまでのタイミングは同じなんだと思う。盲導犬を連れているわけでなく、白状を持っている。

もちろん青になったら歩き始めるんだけど、信号が青になった瞬間に歩き出す日もあれば、周りの方が歩き出した雰囲気を感じ取って少し出遅れた感じでこちら側に歩いてくる日もある。

 

ささみちゃんとその方はお互い向かい合っているから、こちらから「青ですよ」と声をかけられずにもどかしくなる時がある。周りの方が声掛けをしていることもあるようだけど、人がいない時もある。

 

そんなときふと思う。ささみちゃんが目の見えない人間だったら何を思うんだろうと。

白杖を使って歩いていれば目の見えない人と一目でわかるからこそ、周りの人が気を聞かせて声掛けをすることもあると思う。つまり目の見えない人よりも圧倒的に、赤の他人から声をかけられることがあると推測できる。

知り合いから声をかけられることさえも時々面倒と感じるささみちゃんにとっては苦痛に感じるだろうと。

そして白杖を使っているだけでは視覚障害の程度もわからない。ものの形は見えなくても光を感じているとか、何十年も歩いているから杖さえなくても歩けますとか。

だから人によっては他人からの声掛け(それがいくら親切心からであっても)がうっとうしいと感じるだろうと思う。

そしてそれに対して礼儀として例を言うことも、積み重なればストレスになることがあるだろうと思う。

 

ただ、それをわかっていても、ついつい目の見えない方に対してはサポートしてあげたいと思う方のほうが圧倒的に多いのではないだろうか?

 

それでも当事者側の気持ちは気になる。

読み上げツールとか便利な機能があるからこの記事にたどり着くこともあるだろうけど、そもそもこの記事を読んでいる人が全世界のごくごくわずか。奇跡的に読者の中に視覚障碍者の方がいたらあなたの意見を聞かせてほしい。